
VALORANT(ヴァロラント)の賭けは違法?ブックメーカーでの合法性を徹底解説
結論から言うと、VALORANT(ヴァロラント)の賭けは、日本の法律上「グレーゾーン」とされているのが多数派の見解です。海外でライセンスを取得したブックメーカーを利用する限り、これまで逮捕された例は確認されていません。
ただ、僕が業界で見てきた感覚で言うと、この「グレーゾーンだから大丈夫」という説明には、実は抜け落ちている論点があるんです。法律の専門家の中には、属地主義という考え方に基づいて「日本からアクセスした時点で違法」と指摘する見解もあります。
この記事では、VALORANTの賭けに関する日本の法律を刑法の条文レベルで整理した上で、多数派の「グレーゾーン」説と、それに異を唱える専門家の見解の両方を、正直にお伝えします。あわせて、安全に楽しむための確認ポイントや、見落としがちな納税義務まで解説していきます。
「VALORANTに賭けてみたいけど、法律的に大丈夫なのか不安」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、VALORANTの賭けに関する法律を条文から整理し、安全に楽しむためのポイントまで分かりやすく解説します。
「グレーゾーン」という言葉だけで終わらせず、そこにある異論まで含めて正直にお伝えします。
そもそもVALORANT(ヴァロラント)の賭けとは?
ブックメーカーでベットする仕組み
VALORANT(ヴァロラント)とは、Riot Gamesが2020年6月にリリースした5対5のタクティカルFPSです。爆弾の設置・解除を巡ってチーム同士が撃ち合う競技性の高いタイトルで、「VALORANT Champions Tour(VCT)」という国際大会シリーズを中心に世界的なeスポーツシーンを形成しています。
VALORANTの試合結果にお金を賭けられるのは、海外のブックメーカー利用の合法性が問われる、いわゆるブックメーカー(海外の賭けの胴元)を通じてです。Riot Games自身が賭けを提供しているわけではなく、あくまで第三者のブックメーカーが試合ごとにオッズ(倍率)を設定し、そのオッズをもとにユーザーが勝敗やスコアを予想して賭ける、という仕組みになっています。
賭けられるオッズ・賭け方の種類
ブックメーカーが提供するVALORANTの賭け方は、主に次の5種類です。
マネーライン(勝者予想)、ハンディキャップ(実力差を加味した予想)、マップ数(何マップで決着するか)、トータル(合計ラウンド数のオーバー/アンダー)、そしてアウトライト(大会全体の優勝チーム予想)です。大会開催の数カ月前から提示されるアウトライトほど配当が高くなりやすく、試合開始直前や試合中のライブベッティングほど配当は低く安定しやすい傾向があります。
たとえば、あるVCTの試合でチームAのマネーラインオッズが1.60、チームBが2.30だったとします。チームAに1万円を賭けて勝てば、1万円×1.60=16,000円の払い戻し(利益6,000円)。チームBに1万円を賭けて勝てば、1万円×2.30=23,000円の払い戻し(利益13,000円)です。オッズが低いほど勝つ可能性が高いと見られている分、リターンも小さくなる、という関係を押さえておくとオッズの数字が読みやすくなります。
VALORANTの賭けは違法?日本の法律を整理する

刑法185条・186条が定める賭博罪
日本の刑法185条では「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」と定められています。これがVALORANTの賭けを含む、あらゆるギャンブルに関する議論の出発点です。
さらに186条では、常習として賭博をした者への「常習賭博罪」(3年以下の懲役)、賭博の場を開いて利益を得た運営側への「賭博場開張図利罪」(3月以上5年以下の懲役)が規定されています。運営側であるブックメーカー本体への罰則の方が、利用者よりはるかに重いのが特徴です。
| 罪名 | 対象者 | 罰則 |
|---|---|---|
| 単純賭博罪(刑法185条) | 賭けをした個人(利用者) | 50万円以下の罰金又は科料 |
| 常習賭博罪(刑法186条1項) | 常習として賭博をした者 | 3年以下の懲役 |
| 賭博場開張図利罪(刑法186条2項) | 賭博の場を開いて利益を得た者(運営側) | 3月以上5年以下の懲役 |
「グレーゾーン」説の根拠と限界
VALORANTの賭けについて検索すると、ほとんどのサイトで「グレーゾーン」という表現に出会います。この説の根拠は、主に次の2点です。
1つは、日本の刑法がインターネット経由で海外のサービスにアクセスするケースを明確に想定していないこと。もう1つは、海外ライセンスを取得したブックメーカーを利用して罰せられた日本人の事例が、luckraise.ioが確認した範囲では見当たらないことです。「グレーゾーン」とは、あくまで「違法とも合法とも断言できない」という意味であり、「合法」を意味する言葉ではありません。この違いを混同しているサイトが少なくないので、注意してください。
属地主義に基づく異なる見解
一方で、「グレーゾーン」説に異を唱える法律専門家の見解もあります。Yahoo!スポーツの公式コラムで弁護士が指摘しているのは、賭博罪はいわゆる「国内犯」であり、国内で行われた賭博行為が処罰の対象になるという属地主義の考え方です。
この見解に立つと、「海外ライセンスを取得した合法な事業者だから利用者も合法」という理屈は成立しません。日本からインターネットでアクセスした時点で、日本国内で賭博行為を行ったとみなされ、刑法上の賭博罪が成立しうる、という指摘です。海外旅行先で現地のライセンス事業者を利用するのとは、法的な扱いが異なるとされています。
正直なところ、この2つの見解のどちらが最終的な結論になるかは、luckraise.ioが調査した範囲では確定していません。裁判所がこの論点について明確に判断した確定判例は、現時点で確認されていないのが実情です。「逮捕例がないから安心」ではなく、法的なリスクが完全にゼロというわけではない、と理解しておくのが正確な受け止め方だと思うのです。
安全にVALORANTの賭けを楽しむためのポイント
ライセンスを確認する
ライセンスとは、いわば飲食店の営業許可証のようなものです。持っていないと本来営業できませんが、逆に言えば「ライセンス保有」の一言だけで安心するのも早計です。VALORANTのブックメーカーを選ぶ際は、キュラソーやマルタ、英国(UKGC)など、どの国・地域のライセンス機関が発行しているかまで確認することをおすすめします。
たとえばパリマッチ(※2026年1月16日に日本人プレイヤーの新規受付を終了。現在は新規登録できません)のように、複数の国でライセンスを取得して長期間運営を続けているブックメーカーは、出金トラブルの実績という面でも比較的安心材料が多いブランドです。「ライセンスの有無」だけでなく「どのくらいの期間、実際に出金対応してきたか」まで見るのが、僕が現場で重視してきた判断軸です。
年齢制限・未成年の扱い
ブックメーカーの多くは、利用規約で18歳以上を登録条件としています。2022年の民法改正で日本の成人年齢は18歳に引き下げられましたが、これはブックメーカー側の年齢制限とは別の話です。サイトによっては21歳以上を条件にしているケースもあるため、登録前に利用規約の年齢条項を必ず確認してください。未成年による賭博行為は、刑法185条の対象外であっても、そもそも各ブックメーカーの利用規約違反となり、アカウント凍結や出金拒否の対象になり得ます。
利益が出た場合の納税義務
意外と見落とされがちなのが、賭けで利益が出た場合の納税義務です。ブックメーカーでの賭けによる所得は「一時所得」として扱われ、給与所得者の場合は年間90万円以上、それ以外の方は年間50万円以上の利益が出ると確定申告が必要になります。
一時所得の金額は「総収入金額-支出した金額-特別控除(最大50万円)」で計算し、さらにその2分の1が課税対象になるという仕組みです。つまり100万円の利益が出た場合、そのまま100万円に課税されるわけではなく、(100万円-50万円)÷2=25万円が課税対象額になる計算です。「逮捕されないから大丈夫」で終わらせず、利益が出たら納税義務も忘れずに、というのがluckraise.ioとしての実務的なアドバイスです。
luckraise.ioの見解 — 他のeスポーツ・スポーツベッティングとの違い
ここまで解説してきた法律の考え方は、VALORANTに限った話ではありません。League of Legendsやサッカー、野球など、eスポーツの試合に賭けられるサービス全般に共通する構造です。「VALORANTだから特別にリスクが高い」あるいは「特別に安全」ということはなく、海外ブックメーカーを通じたベッティング全体に、同じ法的な議論が当てはまります。
また、混同されがちなポイントとして、VALORANTというゲーム自体をプレイすることは、お金を賭けない限りまったく問題ありません。あくまで問題になるのは「お金を賭ける」という行為の部分であり、ゲームの購入・プレイそのものに違法性はない、という点は分けて考えてください。
luckraise.ioとしては、VALORANTの賭けを含むブックメーカー利用について、法的リスクを正しく理解した上で、利用は個人の判断と自己責任のもとで行うことを推奨しています。「グレーゾーン」という言葉の裏にある2つの見解を知った上で、それでも利用するかどうかを自分で判断する——それが、これから賭けを始めようとする方にとって一番誠実な向き合い方だと思うのです。
よくある質問(FAQ)
現時点では「違法とも合法とも断言できないグレーゾーン」というのが最も正確な表現です。海外ライセンス取得ブックメーカーの利用で逮捕された事例は確認されていませんが、属地主義に基づき違法性を指摘する専門家の見解もあります。
海外ブックメーカーの利用履歴が国内で自動的に検知される仕組みはありません。ただし、高額な利益を国内銀行口座で受け取った場合、資金の流れから税務調査の対象になる可能性はあります。
多くのブックメーカーは利用規約で18歳以上、サイトによっては21歳以上を登録条件としています。未成年の利用は規約違反となり、アカウント凍結や出金拒否の対象になり得ます。
かかります。ブックメーカーでの利益は一時所得として扱われ、給与所得者は年間90万円以上、それ以外の方は年間50万円以上の利益で確定申告が必要になります。
luckraise.ioが確認した範囲では、海外ライセンス取得ブックメーカーの利用のみを理由に逮捕された確定事例は見当たりません。ただし今後もその状況が続く保証はありません。
はい。刑法185条・186条の適用や属地主義の議論は、VALORANTに限らずLeague of Legendsやサッカー、野球など海外ブックメーカーを通じたベッティング全般に共通します。
違法ではありません。問題になるのはお金を賭ける行為であり、ゲームの購入やプレイ自体に違法性はありません。
キュラソーやマルタ、英国(UKGC)など信頼できる機関のライセンスを保有し、長期間にわたって出金実績があるブックメーカーを選ぶことをおすすめします。ライセンスの有無だけでなく、実際の出金対応の実績まで確認してください。


