バスタビットは違法?ゲームの合法性と日本の賭博罪リスクを徹底解説

Tsubasa Sanada
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この記事を読むと分かること
バスタビットというゲーム自体の合法性とライセンスの実態
日本の刑法185条・186条とオンラインゲームの関係
2025年9月の法改正で実際に変わったこと
過去に日本で実際にあった摘発事例
リスクを理解した上で判断するためのポイント

結論から言うと、バスタビット(Bustabit)というゲーム自体は、海外のライセンスを受けて合法的に運営されているオンラインゲームです。ただし、日本国内からお金を賭けてプレイする行為については、日本の刑法が定める「賭博罪」に触れる可能性がある、いわゆるグレーゾーンの状態が続いています。

「ゲームは合法なのに、どうして違法になり得るの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、バスタビットというゲームそのものの合法性と日本の法律との関係を、僕が業界で見てきた実情も交えながら整理してお伝えします。

バスタビット自体は合法?運営の仕組みとライセンスを確認

そもそもバスタビットとは何なのでしょうか。

バスタビットは、2014年に登場したクラッシュゲームの元祖的存在です。画面上で上昇していく倍率が「クラッシュ(破綻)」する前にキャッシュアウトできれば、賭け金に倍率をかけた配当を受け取れるという、非常にシンプルなルールのゲームです。

運営元の公式サイトでは、ハウスエッジ(控除率)は1%と明記されており、RTPに換算するとおよそ99%になります。さらに「プロヴァブリーフェア」と呼ばれる、結果が公開されたオープンソースの検証ツールで誰でも自分自身で不正がないかを確認できる仕組みを採用している点も特徴です。一般的なスロットの還元率(96%前後)と比べても高めに設定されています。

つまり、ゲームそのものの運営体制や公平性という観点では、正規のライセンスのもとで合法的に運営されているというのが実態です。目標倍率ごとの理論勝率やシステムベットの使い分けなど、バスタビットの攻略ガイドについては別記事で詳しく解説しています。

問題は、この「運営側の合法性」と「日本からプレイする側の合法性」が、まったく別の話だという点です。

日本国内からプレイするのは違法?刑法185条・186条を確認

では、日本国内からバスタビットで賭けてプレイする行為はどうなのでしょうか。

日本の刑法185条では「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する」と定められています。さらに186条では、常習として賭博を行った場合は3年以下の懲役、賭博場を開いて利益を図った者には3月以上5年以下の懲役という、より重い刑罰が規定されています。

ここで押さえておきたいのが、刑法185条・186条が問題にしているのは「運営側」ではなく「賭博をした個人」だという点です。バスタビットを提供するサイトが海外で合法的にライセンスを取得していたとしても、日本に居住する人がそこで実際にお金を賭けてプレイすれば、賭博罪の対象になり得ます。

僕がカジノマネージャー時代に何度も聞かれたのは、「海外のサイトだから日本の法律は関係ないのでは」という質問でした。実際には、日本の刑法は行為者が日本国内にいることを基準に適用されるため、「海外のサーバーで運営されている」ことは、プレイヤー個人の責任を免れる理由にはならないんです。

正直に言うと、これは業界の課題だと感じています。ライセンスを持つ運営会社側は各国のルールに従っているのに、プレイする側の法的リスクについては、意外と知られていないケースが多いんです。僕自身も現場に入った当初は、この「運営とプレイヤーの立場の違い」を整理して説明できるようになるまで時間がかかりました。

2025年9月の法改正で何が変わった?よくある誤解を整理

2025年9月25日には、ギャンブル等依存症対策基本法の改正法が施行されました。「これでバスタビットのようなゲームで遊ぶこと自体が新たに禁止されたのでは」と誤解している方も少なくありません。

実際に今回の改正で禁止されたのは、オンラインカジノサイトの開設・運営、アプリストアへのアプリ掲載、SNSでの宣伝・勧誘、紹介まとめサイトの作成といった「提供側・宣伝側」の行為です。プレイヤー個人が賭博を行うこと自体を新たに罰する条文が追加されたわけではありません。

つまり、個人がプレイする行為は改正前からすでに刑法185条の対象であり、今回の法改正はその周辺の「入口」を塞ぐことに重点が置かれた、というのが正確な理解です。立場によってリスクの重さがどう変わるのか、整理すると次のようになります。

立場別の法的位置づけ
立場根拠法リスクの内容
サイトを運営・提供する事業者刑法186条(賭博場開張等図利)3月以上5年以下の懲役。2025年9月の改正法でも規制対象
SNSやまとめサイトで宣伝・誘導する人2025年9月施行の改正法サイト紹介・アフィリエイト勧誘行為が新たに禁止
日本国内から接続してプレイする個人刑法185条(単純賭博)50万円以下の罰金又は科料。改正前から変わらず対象

ハイライトした3行目が、今回の記事で最も押さえておきたいポイントです。日本国内から接続してプレイする個人は、法改正の前後を問わず、一貫して刑法185条の対象であり続けているということですね。

摘発事例はある?スマートライブカジノ事件と仮想通貨の追跡リスク


仮想通貨の追跡と手錠のイラストで摘発リスクを表現した画像

「実際に逮捕された人はいるの?」という疑問に、具体的な事例で答えます。

日本で初めてオンラインカジノの利用者が逮捕されたのは、2016年3月10日のスマートライブカジノ事件です。京都府警が、自宅のパソコンからライブブラックジャックに賭けていた3人を賭博容疑で逮捕しました。当時の掛け金は約22万円で、警察はSNS上の書き込みから利用者を特定し、自らアカウントを作成して内偵したと報じられています。

より最近では、2024年11月に警視庁保安課が、仮想通貨(暗号資産)を使ってオンラインカジノで賭博をしていた東京消防庁職員ら10人を単純賭博容疑で書類送検しています。この摘発では暗号資産の追跡ツールが使われており、全国では2024年9月以降、24都府県警が合計57人を摘発しました。

バスタビットはもともとビットコインでの賭けを前提に生まれたクラッシュゲームで、現在も仮想通貨での入出金に対応しているカジノサイトが少なくありません。「仮想通貨なら足がつかない」というイメージを持つ方もいますが、ブロックチェーン上の取引履歴はむしろ改ざんできない記録として残るため、追跡ツールとの相性は決して良くないというのが実情です。仮想通貨カジノ全般の法的なリスクについては、仮想通貨カジノの違法性ガイドでも詳しく解説しています。

安全にリスクを理解した上で判断するためのポイント

ここまでの内容を踏まえて、実際に判断する前に確認しておきたいポイントを3つに整理しました。

1つ目は、KYC(本人確認)情報の扱いです。多くのオンラインカジノは出金時に身分証の提出を求めますが、この記録は運営会社のサーバーに残り続けます。将来的に捜査対象になった場合、これは「利用していた証拠」として扱われる可能性があります。

2つ目は、税金の申告義務です。バスタビットで利益が出た場合、その利益は一時所得として課税対象になります。摘発リスクとは別に、オンラインカジノの税金の仕組みも押さえておくべきポイントです。

3つ目は、「日本語対応」や「日本円対応」といった表記に惑わされないことです。日本語でプレイできることと、日本から見て合法であることは、まったく別の話です。ライセンスの発行国、運営会社の所在地、そして自分自身が日本国内から接続してプレイしているという事実——この3点を数字とファクトで確認する姿勢が大切だと僕は考えています。

ヨーロッパで働いていた頃、印象的だったのは、現地のライセンス機関がプレイヤー保護を目的に運営会社を厳しく審査している一方で、プレイヤー側の居住国の法律までは一切関知しないという実情でした。ライセンスがあるからといって、自分の国の法律まで免除されるわけではない——これは覚えておいて損はありません。

個々のブランドの違法性については、オンラインカジノ 違法で日本の法律との関係を総合的に整理しています。あわせて確認しておくと、判断材料としての解像度が上がるはずです。

責任あるプレイのために

ここまで法律面の話を中心にお伝えしてきましたが、依存症のリスクについても触れておきます。クラッシュゲームは1ゲームが数秒〜数十秒で完結するため、他のカジノゲームと比べてもプレイのテンポが速く、のめり込みやすい特性があります。

賭け金や時間をあらかじめ決めておく、負けを取り返そうとして賭け金を増やさない、といった基本的な自己管理に加えて、不安を感じたときは消費者ホットラインや依存症相談窓口といった公的な支援機関に相談することをおすすめします。18歳未満の方の利用は認められていません。

ゲームとしての面白さと、法律・依存症という2つのリスクは、切り離して考えることができません。luckraise.ioとしては、プレイするかどうかの最終判断は、この記事で整理した運営側の合法性・プレイヤー側の刑事リスク・自己管理という3つの視点を踏まえた上で、必ず自己責任で行っていただくことを推奨しています。

よくある質問(FAQ)